シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?
正直に生きることを教わった。
ごはんを大喜びで食べる。帰宅時には駆け寄ってきてじゃれる。疲れたら寝る。我が家にやってきた小さなワンコは正直者でした。
ペットと暮らしている方なら、愛するペットを連れて暮らしたいと思うのは自然なこと。「ペットと一緒に住める」シェアハウスは、東京近郊では徐々に増えつつあります。
提供される物件も明確なニーズも市場全体で見れば小さな数字かもしれませんが、ペットを飼われている方なら家を探す際に「ペット可」はマストな条件。シェアハウスに興味があってもペットと一緒に入れる物件はごく僅か。以前に比べて選択肢は広がったとはいえ、まだまだ希少な存在。
ここ札幌でもペットと住めれば入りたい!というニーズが寄せられていたようで、2013年3月に札幌初のペット可シェアハウス「シェアハウス BUIE 伏見」がOPENしました。
実際に趣味や感性が似通った人が集まれば、自然と生活も楽しくなるのが常。募集時にある程度の線引がされているので、楽しい暮らしになりそうだなーという漠然とした期待感があります。出張時や旅行時の融通、マナーや飼育方法についてもお互いに相談できることでしょう。
ペットと暮らすことで学べることがあります。飼ったことのない人も、ペットと過ごすとどんなことが起こるのかを体験できます。
13階建てのマンションの8階ワンフロア(4LDKが2室)を改装したシェアハウスです。
801号室を犬部屋・802号室を猫部屋へ分け、ユニット内でもコミュニケーションの軸に愛犬・愛猫がいる設計。
マンションの1Fにはオーガニック野菜、オーガニック食品、オーガニックコスメも揃えているスーパー「マカリイズ マーケット」が入っています。協力農家さんの顔が見える素敵すぎるスーパーマーケット。
高級な住宅地としても人気のある場所柄、安売りのスーパーでは無いようです。お値段は少し張るかもしれませんが、ありがたい存在。
マクロビオティックのメニューを扱うカフェも併設しているので、休日の朝食やちょっとした気分転換に使えそう。
「薬膳鍋カフェ」としても営業されていて、唐辛子や八角の入った激辛スープに、豚肉やラム肉をしゃぶしゃぶして味わう火鍋も提供しています。
ラム肉が大好きな羊スタッフとして、この立地は羨ましくて仕方がないです。
建物はグレードの高いマンションです。
エントランスはオートロック、インターホンはカメラ付き。
共用部もキレイで管理も良い印象です。
一人暮らしの悩みの種、「荷物の受取り」も宅配ボックスの設置により解決済み。エレベーターホールには自動販売機もあり、ちょっと喉を潤したい時には重宝するかと。
エレベーターで8Fに上がると「BUIE」の派手なサインが目に留まります。
「ペット可」のふきだしが、最大のポイント。
素材・色が異なる板がランダムに張られ、暮らしに集まる「人」の多様性を表現しているかのよう。
フロア全体がシェアハウスで、4名ずつの2ユニットに分かれています。
右手のドアが犬部屋(801号室)、廊下の突き当りが猫部屋(802号室)です。
まずは801号室(犬部屋)から見てみます。
猛犬が出てきたらどうしよう。。。
そういえば、小型犬だけ入居可能でした。
4LDKと大きな間取りですが、中を見た感じは普通のマンションです。左手の靴箱に靴を収め、廊下の先にあるリビングへ向かいます。
床はクッションフロア。引っかき傷には弱いですが、濡れても汚れても拭けば簡単に元に戻りますので、ペットの粗相で激しく痛む、ということは無さそう。
廊下を抜けた先には明るいリビング。ワンコと過ごせるゆったりリビング。
小型犬が走り回れる広さは、十分にあるかと。
出張や旅行の際にはペットの面倒を見てもらったり、飼育ノウハウが共有できたりと、一人暮らしでは不便だったポイントも解消できます。もちろん、飼っていない方の入居もできるので、興味はあるけど踏み出せない方でもペットと一緒の時間を体験できます。
チワワに似合いそうな犬用テント。
可愛らしいポップな装飾は、札幌の雑貨屋「natural high」さんに協力を頂いたのだそう。
L字型のソファは、イベントで人が集まっても多くの方が座れます。
イベントの開催頻度は運営事業者さんのテイストが強く反映されるのですが、BUIEシリーズは他の物件の入居者さん同士の交流が活発です。
場を作りたい、盛り上げたいと考えてる方が多いようで、既に退去をされたOB・OGを含めたイベントも積極的に開催しています。もちろん参加は任意ですが、興味があれば顔を出しても面白そう。気の合う方と出会うチャンスもたくさん転がっていると思います。
リビングと繋がる共用のベランダは、8Fなので眺望も良好。
ただ、個室のベランダと繋がっているので、使用時はリビング前から大きくはみ出さないよう配慮が必要です。
ソファ側からダイニングを見るとこんな感じ。リビング側と比べるとモノが少なくサッパリしています。
アーチ型に切り抜かれた先がキッチンで、ダイニング・セットはキッチン側の壁付けで配置されています。
普段の食事はテーブルで食べることになるでしょうが、運ぶ手間が掛からなくて良いですね。
チェアは座面がクルクル回転するタイプです。
キッチンは、nLDKに慣れた世代には少し新鮮に見える仕様。3畳程の空間にこもって作業をする感じです。
広さ的に同時利用は2名まででしょうか。ガスコンロは2口です。
電子レンジ、炊飯器、食器棚、ゴミ箱はキッチンの対面に置かれています。
1人で使う分には作業スペースも広く、欲しいものに楽に手が届きます。あまり動かなくて済むので快適かなと。料理に集中できそうです。
続いて水まわり設備へ。
脱衣室に洗濯機と洗面台が設置されています。
洗面台はシャワー水栓で、ボウルが大きく使い勝手はよさそう。
バスルームは以前のままで特に手は入っていないようです。
玄関もお風呂もトイレも「よっこらしょ」と掴めるポールが付いています。以前は高齢の方がお住まいだったのかもしれません。
トイレカバーはクマっぽい動物が描かれています。
マットにDogとありました。
では専有部を見てみます。
8011号室は11.9畳の広さ。部屋の中でもワンコが走り回って遊べます。
クローゼットも十分な容量。
デスク・チェア・ベッドフレーム・オイルヒーターが設置されています。
オイルヒーターはデロンギ製。
タイマー機能がついていますが、外国製なので慣れるまで操作が難しいかも。
続いては、リビング脇の8014号室。
シンプルな内装ですが、ペンダントライトが強い存在感を出しています。
収納が押入れです。またベランダが無いので部屋干しできる器具が置かれています。
広さにはいくつか種類があります。自分の生活スタイルとワンコの大きさ・運動量などを考えて、適したものを選ぶのが良いかもしれません。
お次は猫部屋(802号室)へ。
ただいまと玄関を開けても猫は寄って来ません。ツンデレですから。
突き当たりから右手を見るとリビング。
右手の靴箱は4人で使うことを考えると大きめの容量です。
棚板は自由に高さを変更できます。
では、猫仕様のリビングを見てみます。
中心にはキャットタワーがそびえ立っています。空間を大きく使っているせいか、猫部屋のほうが少し豪華に見えます。
猫用のおもちゃも充実しています。きっと彼らは我が物顔で過ごすんだろうなー。
おや、穴の空いた箱があります。これはなんでしょう?
!!
これは遊びたい。じゃれあいたい。猫パンチ見たい。
リビングには大型のTVとソファも設置され、犬部屋と同様にゆっくり過ごすことができます。
基本的なスペックは犬部屋も猫部屋も変わりませんが、大きな違いはキッチンからの眺め。
キッチン全体やシンクやコンロは同じスペック。
異なるのは眺め。作業中の視界。
生活の一部が額縁に入ったかのよう。
大変に気に入りました。日常の中にこのシーンがあるならば無駄にキッチンに立ってしまいそうです。
窓の先にはベランダもあり、抜けも景色も良好。藻岩山もよく見えます。
水まわり設備は配置が少し違いますが、スペックは同じ。
違いは足ふきマット。ネコ型ロボットのように見えます。
バスルームも全く同じ。
水まわり設備が一箇所に集約されているので、洗面台・脱衣室の使い方にはちょっぴり工夫が必要になるかもしれません。
それでは専有部へ。8021号室から見てみます。
備品は犬部屋と同じですが、ライトのシェードやチェアの色が異なります。
次いで8023号室。
収納は大きめのクローゼット。
洋服が多い方でも大丈夫そうです。
周辺にはスーパーやドラッグストアなども多いです。が、通りを渡って歩く手間を考えると、マカリイズマーケットを使いそうな気がします。
すすきのや大通までは電車に乗って20分程度です。車をお持ちの方はマンションの駐車場を使えますので、事前に空き状況を確認していただければ。
さて、運営を行うのは「株式会社MASSIVE SAPPORO」さん。東京でのシェアハウスでの生活を経て札幌で起業した事業者さんです。
入居者としての経験を踏まえた運営です。地元の札幌で「自身で楽しんだ暮らし」を提供する側に立ち、どんな方と過ごしたら価値のある暮らしになるかを考えて真摯に取り組んでいます。
札幌の情報や人が集まるイベントスペースの運営も行っていますので、きっと札幌情報通。美味しい居酒屋や穴場のレストラン、ディープなBARなど、ご存知のハズ。また、自他ともに認めるラーメンマニアだそうで、美味しいラーメン&つけ麺のお店を教えたがるという噂も。
雪かきをしなくても良いマンション暮らし。動物が好きという価値観の似た人が住んでいて、ペットも一緒に暮らせます。
少し欲張りな気もしますが、条件が合えばお問合せを出してみて下さい。
ごはんを大喜びで食べる。帰宅時には駆け寄ってきてじゃれる。疲れたら寝る。そんな隣人も素敵だと思います。
小さい時に父親と一緒に熱帯魚屋にグッピーを買いに行ったのですが、帰りの車に子犬が乗っていました。熱帯魚屋でなぜ子犬を売っていたのか謎は深まりますが、幼い僕にとって素敵な出会いでした。
(サトウ)
シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?